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平成30年3月5日の市長室

市長提案理由説明書

 本日ここに、平成30年土佐清水市議会定例会3月会議の開催に当たり、市政の課題等につきまして、所信の一端を申し述べますとともに、平成30年度土佐清水市一般会計予算案をはじめとする議案等について御説明申し上げ、議員の皆様及び市民の皆様に御理解と御協力をお願いいたします。

 まず初めに、春の観光シーズンがスタートし、本市では2月4日の「第44回足摺椿まつり」を皮切りに、「第50回あしずり駅伝大会」「第13回花へんろ足摺温泉ジョン万ウォーク」「第10回漁師の元気祭り」「第42回足摺半島一周駅伝大会」と、2月は週末にかけて毎週イベントが続き、市外からも多くの方々が来訪されたところです。
 その中でも、第50回を記念する「あしずり駅伝大会」は、県外からの4チームを含め36チームの参加の下、大変賑やかな大会となりました。私もドリームチームの一員として駅伝に参加いたしましたが、ゲストランナーのよさこい高知国体優勝の大島健太さん、シドニー・アテネオリンピック出場の大島めぐみさん、2017世界陸上出場の鍋島莉奈さんには、前日から土佐清水市に入っていただき、中高生へのランニング指導や、講演会講師も務めていただくなど、大変お世話になりました。
 昭和44年に青年団が中心となり7チームでスタートしたこの大会が、こうして賑やかに50回を迎えることができましたのも、関係者、関係機関の皆様方の御協力に支えられたものと改めて感謝申し上げます。

 続きまして、昨年から開催されております高知県全域を会場とした観光博覧会「志国高知 幕末維新博」も、4月21日から第2幕を迎えます。明治維新から150年の節目の年に当たる本年も、メイン会場である「高知県立高知城歴史博物館」と、第2幕開幕にあわせリニューアルオープンされる「高知県立坂本龍馬記念館」、サブ会場である「こうち旅広場」、そして高知県を代表する文化施設の地域会場(21施設)で、様々な企画展などが開催され、より多くの誘客を図る取組が行われます。
 その地域会場の一つであります本市の「ジョン万次郎資料館」も、改修のため昨年10月から閉館しておりましたが、内装・外装を一新し、また展示物などもより一層充実させ、装いを新たに4月1日にリニューアルオープンいたします。
 改装により、1階は、万次郎の生涯に沿って中浜での少年時代、漂流時やアメリカでの生活時代、日本に帰国後から、さらに幕末維新時代など、それぞれの時代ごとにジオラマやデジタルアートを駆使し、ジョン万次郎が見てきたものを体感できるような様々な工夫を凝らした撮影スポットや展示を行い、2階部分では、姉妹都市との日米交流関連の展示のほか、ワークショップや観光情報のスペースも設置予定です。
 また、これまでもジョン万次郎資料館を核として実施しております漁船タクシーの運行、株式会社学研ホールディングスとのコラボによる「ジョン万次郎検定」の実施、レンタサイクル、スタンプラリーも継続して実施するほか、昨年から準備を進めてまいりました「ジョン万ジーンズ」につきましては、4月21日に「高知県立坂本龍馬記念館」で行われる第2幕開幕セレモニーで制作発表を行った後、4月22日からジョン万次郎資料館の企画展「ジョン万デニム展」で、展示することになっております。
 博覧会の取組を通じ、歴史資源と地域の食や自然など、一体的な観光クラスターを形成することにより、持続的な観光振興につなげてまいりますので、今後におきましても皆様の御支援・御協力をよろしくお願い申し上げます。
 また、「志国高知  幕末維新博」関連予算を平成30年度当初予算に計上させていただきましたので、併せてよろしくお願い申し上げます。

 続きまして、アメリカと本市で毎年交互に開催しております「ジョン万祭り」が、今年は本市で開催する年となっており、2月5日の「ジョン万祭り実行委員会」におきまして11月3日に開催することが決定いたしました。
 今年は中浜万次郎没後120年という年にあたり、「ジョン万サミット」も同時に本市で開催することが決定しております。内容につきましては、今後、実行委員会の方で検討していくことになりますので、詳細が決まりましたら、広報やポスター・チラシ等でお知らせいたします。

 さて、平成30年度予算は、各課からの要求段階で財源が7億円以上不足するという大変厳しい状況の中、企画財政課長査定・市長査定を経て、予算編成を行った結果、最終的には財政調整基金を1億1,000万円取り崩した予算組みとなったところです。
 一般会計及び7つの特別会計の繰り入れ繰り出しによる重複計上を除いた実質計上総額は152億4,746万8千円となり、対前年度比で9.2%の減となりました。
 一般会計の総額は97億3,800万円、対前年度比9億200万円、8.5%の減と、昨年に引き続き2年連続の対前年度比がマイナスとなり、平成22年以来、8年ぶりに100億円を切る予算規模となりました。
 歳入につきましては、市税は対前年度比6,054万3千円、4.8%減の12億21万3千円を計上しています。地方交付税につきましては、県の試算表及び平成29年度の決算見込額などを勘案し、1億円、2.6%増の39億8,000万円を計上しています。全体の歳入不足を財政調整基金から1億1,000万円を繰り入れることとしたほか、防災対策加速化基金繰入金のうち6,000万円を防災関連施設整備にかかる起債の元金償還の一般財源に充当させていただきました。
 歳出は、義務的経費が対前年度比9,610万6千円、2.1%減の44億4,098万4千円を計上、投資的経費は、新規事業として光ファイバ回線整備や爪白キャンプ場整備などの事業にかかる予算を計上した一方で、学校給食施設新築や清水小学校改築工事、下川口保育園建設、下ノ加江地区防災拠点施設整備などの大型事業の終了に伴い事業費が大幅に減となり、10億47万1千円、34.8%減の18億7,170万3千円を計上しております。その他の経費では、物件費で地籍調査費の増や、学校給食実施に伴う賄材料費、学校給食調理等委託料を新しく計上、補助費では園児数の増に伴った子どものための教育・保育給付費の増などにより対前年度比1億9,457万7千円、6%増の34億2,531万3千円を計上しております。

 予算編成につきましては、これまでどおり「子どもは宝(子育て・教育環境の充実)」「若者は希望(基幹産業の復興と雇用対策)」「お年寄りは誇り(高齢者の生きがいづくりと中山間対策)」「命を守る(南海地震・津波対策)」「絆は力(活気あふれるまちづくり)」、この5つを基本施策として予算を重点配分するとともに、「土佐清水市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に位置付けた事業については、昨年同様「地方創生枠」として設定させていただきました。

 まず、「子どもは宝(子育て・教育環境の充実)」につきましては、平成30年6月から学校給食を完全実施するため、調理等業務委託で3,186万円、配送車購入費で1,167万8千円、三崎保育園建設事業1億7,257万3千円、子育て世代包括支援センター開設・運営事業に586万4千円などのほか、これまで中学校卒業までの医療費無料化について対象年齢を18歳に引き上げるために300万円、新たに不妊治療等に必要な経費の一部を助成する不妊治療費等助成事業に270万円、妊産婦等が安心して妊娠・出産・子育てができる環境づくりを推進するため204万6千円、奨学資金貸付制度の継続なども含め、子育て・教育環境の充実に向け、全体で約12億1,100万円を計上いたしました。

 次に、「若者は希望(基幹産業の復興と雇用対策)」につきましては、平成30年4月から始まる「志国高知幕末維新博 第2幕」関連経費の1,032万1千円、爪白キャンプ場等整備事業3億9,570万円などにより観光振興を図るほか、中央町商店街の空き店舗を活用したチャレンジショップ支援事業に216万円や市有林造林事業に2,276万円、メジカ産業復興に向けた取組を推進するため、冷凍保管施設周辺整備工事費に4,000万円、宗田節の販路拡大や、PRイベント等に対する水産業振興事業費補助金1,700万円などを計上し、各産業の維持活性化を図ってまいります。また、ジオパーク推進には、ジオ学習の推進や、ジオツアーの開催など総額で1,238万円を計上するなど、基幹産業の復興と雇用対策全体で約8億7,100万円を計上いたしました。

 続いて、「お年寄りは誇り(高齢者の生きがいづくりと中山間対策)」につきましては、平成29年に設立された「集楽活動センター  下川口家」の活動拠点となる旧下川口保育園を整備するための工事費1,215万2千円、平成30年度に開設される本市にはこれまでにない複合型の「とさしみず総合福祉サービス拠点施設」の円滑な開設に必要な経費として1,800万9千円を計上したほか、敬老祝い金、移住促進や公共交通維持確保、あったかふれあいセンター事業などの継続事業を含め、高齢者の生きがいづくりと中山間対策全体で約2億3,600万円を計上いたしました。

 次に、「命を守る(南海地震・津波対策)」では、防災行政無線デジタル化に向けた基本・実施設計委託業務に405万円、大規模災害発生後の3日を目途に国から送られてくる支援物資の受け入れ、保管、仕分けを行う防災物資配送拠点施設の建設にかかる設計費用として1,192万1千円、地震・津波に対応した避難所を住民が自主的に運営できるようマニュアルを整備するためのマニュアル作成委託業務に2,006万6千円や地震・津波等の緊急情報を住民に周知するJアラート機能向上のための受信機更新業務に400万5千円を計上したほか、災害発生後の医療救護活動を円滑に実施するために市内3救護病院へ備品等の整備を行う医療機関等災害強化事業に665万8千円、津波避難路等整備事業1,476万円、自主防災組織育成強化事業費補助金810万円などの継続事業を含め、南海地震・津波対策全体で約1億7,100万円を計上し、市民の命を守り、そして命をつなぐための集中的な対策を進めてまいります。

 次に、「絆は力(活気あふれるまちづくり)」では、光ファイバ回線による超高速ブロードバンドサービス未整備地域について、市内の情報格差を是正し、市民生活の利便性向上を図るためインターネット環境整備を平成30年度より4年間で順次実施することとし、初年度の事業費として2億580万円を計上したほか、地域の頑張る人づくり事業、出会いのきっかけ応援事業などの継続事業を含め、全体で約2億1,800万円を計上いたしました。

 そして、特別枠として設定した「地方創生事業」は、ただいま申し上げました5つの基本施策と重複するものもあわせ、70事業の約5億7,100万円を計上しております。これらの事業を着実に実行し、人口減対策に取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。

 また、「市有林管理委託等事業」「ジオパーク推進事業」「学校給食実施・運営事業」「観光客誘客促進事業」「ふるさと元気寄附金推進事業」の財源といたしまして、ふるさと納税制度により、全国の皆様からいただきました「土佐清水市ふるさと元気寄附金」を4,200万円活用させていただきます。御寄附をいただきました皆様にこの場をお借りし、あらためてお礼申し上げます。

 続きまして、特別会計の概要について御説明させていただきます。
 まず、国民健康保険事業特別会計につきましては、対前年度比18.9%減の26億330万9千円を計上しております。これは、国保制度改正に伴い、県が財政主体になることによる歳入・歳出費目の整理及び廃止が行われたことにより予算規模が縮小されたものであります。

 水道事業会計は、本年4月から平成10年以来20年ぶりに水道料金を改定した予算組みを行い、窪津簡易水道施設整備事業費及び津呂権現・大谷統合簡易水道施設整備事業費の減額等により、資本的支出では対前年度比10.5%、5,370万1千円減の4億5,584万8千円を計上いたしました。

 介護保険、指定介護老人福祉施設事業、介護サービス事業、後期高齢者医療、再生可能エネルギー事業特別会計につきましては、それぞれほぼ前年度並みの予算計上としております。
 以上が平成30年度当初予算案についての概要であります。

 続きまして補正予算についてであります。
 平成29年度一般会計補正予算(第8号)は、メジカ産業再生プロジェクト事業や早期退職者等の退職手当を含む人件費、生活バス路線運行維持費補助金、指定介護老人福祉施設事業特別会計繰出金などの追加経費のほか、決算見込みに伴う減額等により、総額5億6,402万3千円となっております。
 特別会計では、決算見込み等により、国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)をはじめ、介護保険特別会計補正予算(第4号)、指定介護老人福祉施設事業特別会計補正予算(第2号)、後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)を提出させていただきました。

 続きまして、条例議案等についてであります。

 報告第1号につきましては、引用法令である消防手数料を定める政令改正に伴い、関連する条例の一部を改正するもので、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、専決処分した報告であります。

 議案第14号は、清水ケ丘墓地公園が新設されたことから、土佐清水市 立グリーンハイツ墓地公園条例及び土佐清水市元町墓地条例を廃止し、これら2つの墓地も併せて新しく条例を制定するものであります。

 議案第15号は、介護保険法の改正に基づく権限移譲に伴い、条例を制定するものであります。

 議案第16号は、第7期介護保険事業計画期間にあわせ、介護保険料率の適用期間について、条例の一部を改正するものであります。

 議案第17号は、指定介護予防支援に関する基準省令の改正に伴い、関連する条例の一部を改正するものであります。

 議案第18号は、介護保険法の改正に基づく新たな共生型サービスが創設されたことに伴い、関連する条例の一部を改正するものであります。

 議案第19号は、行政手続法の改正に伴い、条例の一部を改正するものであります。

 議案第20号は、議案第19号の「土佐清水市行政手続条例」の一部改正に伴い、引用している規定に項ずれが生じたため、関連する条例の一部を改正するものであります。

 議案第21号は、国家公務員退職手当等の一部を改正する法律が公布されたことに伴い、これに準じて土佐清水市職員の退職手当の調整率を引き下げるため関連する条例の一部を改正するものであります。

 議案第22号は、教育研究所主任研究員等の報酬の引き上げ及び新たに集落支援員を設置するため関連する条例の一部を改正するものであります。

 議案第23号、第24号は、法の改正により、平成30年度から高知県が国民健康保険事業の財政運営の責任主体となることに伴い、関連する条例の一部を改正するものであります。

 議案第25号は、法の改正に伴い、後期高齢者医療の住所地特例の見直しを行うため、関連する条例の一部を改正するものであります。

 議案第26号は、子育て支援策の充実のため、現在中学校卒業までの医療費無料化を、平成30年度からは対象を18歳に拡充するために関連する条例の一部を改正するものであります。

 議案第27号は、保育施設等の運営に関する基準及び施行規則の改正に伴い、関連する条例の一部を改正するものであります。

 議案第28号は、平成30年度から供用開始となる足摺岬東側駐車場を新たに追加するため、関連する条例の一部を改正するものであります。

 議案第29号は、法改正に伴い、市営住宅の家賃の決定方法の特例を定めるため、関連する条例の一部を改正するものであります。

 議案第30号は、これまで管理開始後20年を限度としていた特定公共賃貸住宅の家賃の減額について、その軽減期間を延長するため、関連する条例を改正するものであります。

 議案第31号は、完成間近の下ノ加江地区防災コミュニティセンターにつきまして関連する条例に追加するため、条例改正を行うものであります。

 議案第32号は、議会の議決に付すべき事件に関する条例の規定により、高齢者福祉計画・介護保険事業計画の制定につきまして、議会の議決を求めるものであります。

 そして、最後に御寄附の報告をさせていただきます。
 本年2月9日、「二升五合会(ますますはんじょうのかい)」様から、社会福祉に役立ててほしいと3万5,123円の御寄附をいただきました。目的に沿って大切に使わせていただきます。この場をお借りしまして厚く感謝申し上げます。

 以上をもちまして、議案提出に当たっての私からの説明を終わらせていただきます。なお、細部につきましては、所管課長から説明をいたしますので、何とぞ御審議の上、適切な議決を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

平成30年3月5日
土佐清水市長 泥谷 光信

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