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令和3年1月22日の市長室

市長提案理由説明書

  本日は、令和3年土佐清水市議会定例会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましては何かとご多用の中、ご出席を賜り開会の運びとなりましたことを心からお礼申し上げます。それでは、定例会1月会議の開催に当たり、一言ご挨拶を申し上げますとともに、本会議に提案させていただきました議案につきまして、その概要をご説明申し上げ、あわせて当面の課題について報告し、議員の皆様及び市民の皆様にご理解とご協力を賜りたいと存じます。

  令和3年がスタートしました。
  1月4日、毎年恒例である全職員を対象とした「仕事始め式」は、密を避けるため中止とし、管理職を集め課長会を開催いたしました。
  新しい年にあたり新型コロナを乗り越えて未来に希望の持てる1年となるよう、また、職員一人ひとりが力を合わせ目の前の課題を一つ一つ克服していくよう訓示を行ったところであります。
  全国の新型コロナウイルスの新規感染者数及び重症者数は、年明け以降も過去最多を更新するなど、感染拡大の「第3波」の勢いに歯止めがかからない状況が続いております。
  改めまして、お亡くなりになられた皆様方に心からのお悔やみを申し上げますとともに、医療提供体制がひっ迫し、深刻さを増すなか、医療の現場においてご尽力いただいている医療従事者の皆様方に心からの敬意と感謝を申し上げます。
  そういった中、1月7日、政府は、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の1都3県に緊急事態宣言を再発令しました。期間は1月8日から2月7日までであります。
  これを受け、翌8日、緊急課長会を開催し、緊急事態宣言のポイントを整理したうえで、首都圏をはじめ感染拡大地域への往来自粛や職員の県外出張原則禁止、新年会など会食の自粛、基本的な感染症予防策の徹底、新しい生活様式の啓発、市民への注意喚起、ジョン万クーポン第3弾の中止などを確認。また同時に、「感染防止対策本部」を立ち上げ、これまで以上に緊張感を持って対応にあたるよう申し合わせました。
  さらに、1月13日には、緊急事態宣言の対象地域に栃木、岐阜、愛知、京都、大阪、兵庫、福岡の7府県が追加されることが決定し、翌14日から宣言対象地域は、計11都府県に拡大され、再度14日には、緊急課長会を開催し管理職で情報を共有したうえで、これまでの取り組みの継続と感染防止策の徹底を指示したところであります。
  そのような中、国は、新型コロナウイルスのワクチン接種の想定スケジュールとして、まず、アメリカ製薬大手のファイザー社などが承認申請しているワクチンの製造販売について、2月中旬に承認。2月下旬から同意を得た医療従事者約1万人に接種し安全性を確認。3月中旬には新型コロナの診療などに当たる医師や看護師といった医療従事者等に接種。3月下旬から4月末までを目途に重症化のリスクが高い65歳以上の高齢者や基礎疾患を有する人を優先接種。5月頃よりそれ以外の16歳以上の住民への接種を開始し7月にかけて接種のピークを迎えるとの方針を出しておりますが、ワクチン接種に係る実務は市町村が担うこととなっております。
  しかしながら、準備段階において様々な課題もあり、現在ワクチン接種について、全国知事会及び全国市長会とともに国への要望活動を強めているところです。特に地方によっては、人口規模や地理的状況が違う中で接種段階になってワクチンの保管方法などに混乱が生じないよう地方の意見を聞きながら接種体制を整えること。接種の意義や具体的な情報を国民に向けて早急に周知することなどを要望するとともに、ワクチン接種の実務を担う地方自治体に必要な情報を速やかに示し、十分な財政支援を行うよう要請しているところです。
  市としましては、迅速かつ適切にワクチン接種を実施できるよう課題を整理しながら、医師会など医療機関をはじめ関係各機関と十分に連携し、ワクチン接種体制の早期の構築を進めてまいります。

  土佐清水市では、市民の皆様のご協力により、現在まで一人の感染者も確認されておりませんが、引き続き、新型コロナウイルス感染防止対策の徹底と低迷する本市経済の活性化に向けた施策に全力で取り組んでまいりますので、皆様のご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。
  それでは、ご提案申し上げました各案件につきまして、ご説明申し上げます。

  議案第1号「令和2年度土佐清水市一般会計補正予算(第10号)について」は、新型コロナウイルス感染症対策に関連するものとして、4事業で4,720万8千円を補正計上しております。
  まず、【健康】感染症拡大防止策としまして、選挙の投開票作業時における感染予防のため、物品を購入する投開票用感染防止物品購入事業200万円のほか、図書館感染防止物品購入事業150万円。
  次に、【継続】事業所などを支援する経済対策としまして、生活バス路線運行維持費補助金3,070万8千円のほか、Go To トラベルキャンペーンの全国一斉一時停止に伴いキャンセルのあった市内宿泊施設に対し補助を行う宿泊施設持続化応援補助金1,300万円。
  このほか、昨年12月会議に補正計上しました地域電子通貨を活用し、5千円分のポイントを付与するジョン万満喫クーポン第3弾の実施分である観光客誘客促進事業費補助金については、緊急事態宣言の再発令により中止することに伴い、1,485万円を減額して歳出合計では3,235万8千円を補正計上しております。

  議案第2号は、今後、新型コロナウイルスのワクチン接種が開始され、万一、健康被害が発生した場合に対応するため、条例を制定するものです。

  以上をもちまして、議案提出に当たっての私からの説明を終わらせていただきます。なお、細部につきましては、所管課長から説明をいたしますので、何とぞ、ご審議の上、適切な議決を賜りますようお願い申し上げます。
  終わりになりますが、新型コロナウイルス感染症による「100年に一度の国難」と言われる中、一日も早くコロナ禍が収束するよう、今後も危機管理の先頭に立ち、全力でコロナ関連対策に取り組むことをお誓い申し上げ、令和3年土佐清水市議会定例会開会に際しての挨拶とさせていただきます。

 

令和3年1月22日
土佐清水市長 泥谷 光信

 

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