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令和元年6月10日の市長室

市長提案理由説明書

  本日ここに、令和元年土佐清水市議会定例会6月会議の開催に当たり、市政の課題等につきまして、所信の一端を申し述べますとともに、令和元年度土佐清水市一般会計補正予算(第1号)をはじめとする提出議案等についてご説明申し上げ、議員の皆様及び市民の皆様にご理解とご協力をお願い申し上げます。

  5月1日より「平成」から「令和」へと元号が変わりました。
この新元号の決定に当たっては、政府の発表した談話によれば、厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人ひとりの日本人が、明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたいとの願いが込められているそうです。
  令和の時代に市民の一人ひとりが、心の中に季節を彩る美しいオンリーワンの花を咲かせることができるよう今後も気を引き締めて市政運営に取り組んで参りたいと考えております。

  さて、去る4月14日に開催されました「第2回宗田節まつり」についてご報告いたします。
  宗田節の魅力を県内外に広くPRするため、昨年に引き続き2回目の開催となりました。当日は、時折、激しい雨が降る中、旧清水中学校体育館で行われたオープニングセレモニーでは、清水高校書道部による「書道パフォーマンス」にはじまり、主催者である武政実行委員長より開会の言葉の後、ご来賓いただいた田中高知県水産振興部長及び程岡商工会議所会頭よりご祝辞を賜りました。
  屋内会場では、市内の児童や小学生による宗田節絵画展のほか、メジカ釣り大会や宗田節削り競争、宗田節加工品の模擬入札会など、宗田節に関連した催し物が多数行われ、多くの参加者で賑わいました。
  また、屋外会場のテントブースでは宗田節の出汁をふんだんに使ったカレーやラーメンなどが販売され、雨天にもかかわらず、市内外から約2,500人の方々が来場し、大盛況となりました。

  同じ日に開催された集楽活動センター「下川口家」直販所オープニングセレモニーについても、屋内での開催となりましたが、下川口小学校の児童による、下川口郷に伝わる伝統の、よいやな(祝い唄)の披露に続き、あしずり太鼓の演奏が行われ、直販所のオープンを祝いました。こちらも大勢の方々が詰めかけ、レジは大忙しの状態が続いておりました。また、5月12日には、尾﨑高知県知事をお迎えして、「下川口家」の開所式と祝賀会が行われ賑わったところです。この集楽活動センター「下川口家」の取組が他の地域へ波及し、市内全体が活性化するよう取り組んで参ります。

  次に、爪白キャンプ場についてであります。
  去る4月27日、これまで整備を進めて参りました爪白キャンプ場が、スノーピーク土佐清水キャンプフィールドとしてオープンし、翌28日にオープニングセレモニーが開催されました。
  当日は、絶好のキャンプ日和の中、あしずり太鼓の演奏でスタートし、恒例のもち投げでは、一般の参加者も多数参加し、賑やかなオープニングとなりました。
  足摺宇和海国立公園内にある豊かな自然に囲まれ、海に面したこのキャンプフィールドの敷地内には広々としたキャンプサイトに加え、世界的建築家  隈  研吾氏とスノーピークが共同開発したモバイルハウス(住箱)が12棟整備されているほか、土佐の名物「カツオの藁焼き」スペースも完備されております。
  今年のゴールデンウィークは、皇位継承に伴い、異例となる10連休となりましたが、期間中は、キャンプサイトはもとよりモバイルハウスや藁焼き体験コースも完売したとのことであります。
  竜串・爪白地域については、現在、環境省による初の足摺宇和海国立公園ビジターセンターの建設工事も順調に進められており、来年3月には、竜串海域公園を中心とした足摺宇和海国立公園や土佐清水ジオパークに関する展示や地域のマリンアクティビティの総合案内なども行う施設としてオープンする予定です。
  さらに、高知県による新足摺海洋館「SATOUMI」の建設工事についても並行して進められており、来年の夏頃にオープンが予定されております。
  これらの観光拠点施設の整備に伴い、それぞれの施設の魅力を連動させ、相乗効果をもたらすことで、竜串・爪白地域全体の活性化、土佐清水市内全体の観光振興に繋げ、さらには、幡多郡全域、高知県全体の経済効果へ結びつけて参ります。
  今後も、国や県、そして地元とも連携しながら経済波及効果をもたらす取組を進めて参りますので、皆様のご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。

  続きまして、平成30年度の決算状況につきまして、ご報告させていただきます。
  一般会計の歳入総額104億5,556万円余り、歳出総額102億9,630万円余りで、翌年度繰越財源を除いた実質収支では9,122万円余りの黒字となっております。
  特別会計につきましても国民健康保険事業特別会計では、276万円余 りの黒字決算となるなど、そのほかの特別会計でも歳入歳出同額又は、黒 字決算となっております。

  次に、ご寄附の報告をさせていただきます。
  一般社団法人  地域再生・防災ドローン利活用推進協会  代表理事  沖貴博様からドローン1台を寄贈いただきました。この場をお借りしまして厚く感謝申し上げます。
  また、「ふるさと元気寄附金」といたしまして、平成30年度は合計で延べ7,644名の方々から、9,526万4千円のご寄附をいただきました。この場をお借りしまして厚く感謝を申し上げます。今後、目的に沿って有効に活用させていただきます。
  なお、「ふるさと元気寄附金」につきましては、昨年度、基金から4,200万円の繰り入れを行い「市有林管理委託事業」や「ジオパーク推進事業」「学校給食実施・運営事業」「観光客誘客促進事業」「土佐清水市ふるさと元気寄附金推進事業」といった事業の財源として活用させていただきました。この場をお借りしまして、併せてご報告させていただきます。

  それでは、ご提案申し上げました各案件について、概要をご説明申し上げます。

  報告第4号から報告第9号までは、専決処分した事件の報告についてであります。

  報告第4号から報告第7号までの4件につきましては、法改正等に伴う関連条例の改正につきまして専決処分した報告であります。

  報告第8号につきましては、平成31年3月22日付けで、土佐清水市債権管理条例に基づき、住宅使用料の債権放棄の専決処分を行いましたので、これを報告するものであります。

  報告第9号につきましては、平成31年3月31日付けで、土佐清水市債権管理条例に基づき、水道使用料の債権放棄の専決処分を行いましたので、これを報告するものであります。

  議案第22号及び第23号の2件は、令和元年度予算にかかる補正予算案であります。 議案第22号の一般会計補正予算(第1号)では、土佐清水ホールディングス株式会社が実施するスープブロス増産のための機器整備等に対する補助金として産業振興推進総合支援事業費補助金7,766万5千円のほか、プレミアム付商品券事業9,248万4千円、竜串東側再整備工事3,383万7千円、旧中央公民館解体及び駐車場整備事業2,609万4千円など、歳入歳出それぞれ合計2億7,381万8千円を補正計上し、一般会計予算総額は95億8,081万8千円となります。

  議案第23号の介護保険特別会計補正予算(第1号)では、介護保険システムの改修費用として、121万円を補正計上しております。

  議案第24号は、森林環境税の創設に伴い、本年度より森林環境譲与税の地方自治体への譲与が始まりますが、関連事業の費用に充てた後の余剰分について、積み立てを行うために基金条例を制定するものであります。

  議案第25号は、放課後児童支援員の資格対象につきまして、学校教育法の一部改正に伴い条例の改正を行うものであります。

  議案第26号は、本年10月から消費税率の10%への引き上げが予定されていることから、増税分を財源に低所得者の介護保険料の軽減を図るため条例の改正を行うものであります。

  議案第27号から議案第28号及び議案第30号の3件につきましては、本年10月から消費税率の10%への引き上げが予定されていることから、今後、消費税率の改正があった場合でも対応できるように条例の改正を行うものであります。

  議案第29号は、住宅用防災警報器の設置が免除される要件について、省令の一部改正に伴い項目が追加されたこと等により、条例の改正を行うものであります。

  以上をもちまして、議案提出に当たっての私からの説明を終わらせていただきます。なお細部につきましては、所管課長から説明をいたしますので、何とぞ、ご審議の上、適切なる議決を賜りますようお願い申し上げます。

令和元年6月10日
土佐清水市長 泥谷 光信

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