都会の便利さと引き換えに、人のあたたかさ、自然の豊かさを手に入れました

株式会社たけまさ商店/島谷真矢さん・早苗さん(40代)
- Iターン
- 大阪出身
- 島谷 真矢さん
- Uターン
- 土佐清水市出身
- 島谷 早苗さん
- 移住時期
- 2019年2月
移住を考えはじめたきっかけ
きっかけは、やっぱり「子ども」ですね。
(真矢さん)大阪のにぎやかな場所で育って、結婚するまではずっと都会生活。
でも子供が生まれて、帰省するたびに思ったんです。
「あれ?こっちのほうが、のびのびしてない?」って。
大阪で子育てをしてたら、近所づきあいはほとんどないし、公園で遊ぶのもいろいろ制限がある。
知らない人が話しかけただけで通報、なんて話もある時代ですからね。
土佐清水市に帰ると、地域の人が普通に声をかけてくれて、野菜も魚もおすそ分けしてくれて。
子どもも帰るたびにたくましくなっていく。
「子どもにとってどっちがいいかな?」って夫婦で話して、自然豊かな土佐清水で育ててみたいな、と。
それと同時に、家業の宗田節加工のことも。
送ってもらって食べていた味が、本当においしくて「これ、なくしたらあかんやろ」って思ったんです。
気づいたら、「手伝わせてください!」って言ってましたね。

移住してからの生活
(真矢さん)
前は、満員電車で通勤して、帰りは夜遅く。
正直、「何を楽しみに生きてるんやろ」って思うこともありました。
今は、朝起きたら海と川があって。通勤もストレスなし。
大阪や東京に行って帰ってきたとき、車を降りた瞬間の空気が全然違うんですよ。
「あ、帰ってきた」って。
夜は真っ暗で星が見える。魚も野菜も本当においしい。
アウトドア派じゃなくても、海をぼーっと眺めてるだけで十分なんですよね。

よかったこと、苦労したこと
良かったことは、たくさんあります。
子どもが地域に見守られて育つこと、人との距離があたたかいこと、時間の流れがゆっくりなこと
「人生、豊かになったな」って本気で思ってます。
もちろん、苦労もあります。
最初は方言がわからなかった。選択肢は都会より少ない。
子どもが少ないから、子ども同士が自由に遊びに行けない(親の送迎が必要ということ)
ネット環境は正直、弱い地域もある。でも、
『不自由やけど、それが自由』ってことなんかなって。
選べすぎないから逆にシンプル。ないものばかり見るより、あるものを楽しめるどうか。
そこが大事かなって思います。

これから移住される方へのアドバイス
土佐清水は、ほんとに「端っこ」です。
都会みたいに何でもあるわけじゃない。でも、その分ストレスは少ない。
「総合的に見たら、来てよかった」
これは本音です。
不自由を楽しめる人なら、きっと人生は豊かになると思います。
都会で頑張るのも素晴らしい。
でも、ちょっと違う選択肢として、「こんな暮らしもありますよ」、って伝えたいですね。

