胎蔵界曼荼羅は、金剛界曼荼羅と一対として両界曼荼羅と言い、ともに大日如来を中心に仏・菩薩・明王・諸天・護法神を置き、密教の世界観を表したものと言われます。この曼荼羅は、遍知院・持明院・蓮華部院・金剛手院・釈迦院・虚空蔵院・文殊院・蘇悉地院・地蔵院・除蓋障院及び両外金剛部院の十三院を配し、これらの諸院の中に414尊を描いた曼荼羅を言い、原則として堂の東の方にかけられます。
金剛福寺所蔵の胎蔵界曼荼羅図は、長方形の著色絹本で、使用絹地の幅や朱の色・切金金粉の併用諸尊の面相等から、鎌倉時代中期の作と言われています。
写真提供:土佐清水市の指定文化財第6集より
詳細情報
土佐清水市指定文化財 | |
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種別 | 有形(絵画・彫刻) |
指定年月日 | 昭和39年7月15日 |
指定番号 | No.28 |
所在地 | 土佐清水市足摺岬字足摺山214番1 |
所有者等 | 金剛福寺 |
形状 | 縦 140cm 横 128cm |
問い合わせ先 | 生涯学習課 |
電話番号 | 0880-82-1257 |
メールアドレス | syougai@city.tosashimizu.lg.jp |