この片口繩文土器は、昭和39年(1964)下益野東太田地区の開墾中に多数の土器の破片とともに出土したもので、表面に曲線的沈線文を施し、その間を繩文でうめるなど磨消繩文の発達が確認できます。発見当時は一部に欠損箇所があり、後に修復されたもので、土器の型式は後期繩文式土器形式に属し、瀬戸内の中津式土器(岡山県玉島市字守屋中津貝塚出土器様式)に最も近く、それに東九州的要素がいく分入っているものと言われ、旧幡多郡十和村広瀬遺跡出土の資料に多くの類似点があります。
詳細情報
土佐清水市指定文化財 | |
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種別 | 有形(考古資料) |
指定年月日 | 昭和47年4月30日 |
指定番号 | No.57 |
所在地 | 土佐清水市天神町11番2号(土佐清水市役所) |
所有者等 | 土佐清水市 |
形状 | 高さ 4.5cm 幅 10.0cm 口径 2.5cm |
問い合わせ先 | 生涯学習課 |
電話番号 | 0880-82-1257 |
メールアドレス | syougai@city.tosashimizu.lg.jp |