地蔵菩薩は、釈迦入滅後56億7千万年の後に弥勒菩薩が出生するまでの無仏の時代に出現して六道の衆生を救う菩薩と言われ、平安時代から鎌倉時代にかけて盛んに信仰され庶民の生活と深く結びつき「お地蔵さん」として広く親しまれて来た菩薩です。
金剛福寺所蔵の地蔵尊像図は、体に袈裟をかけ右手に錫杖を持ち左手に宝珠を持った立像図です。面長の面相は、慈悲に満ちて優しく美しく足は左右に一個ずつの蓮華を踏む、いわゆる「踏み分け蓮華」となっていて鎌倉時代の作と言われています。
写真提供:土佐清水市の指定文化財第6集より
詳細情報
土佐清水市指定文化財 | |
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種別 | 有形(絵画・彫刻) |
指定年月日 | 昭和39年7月15日 |
指定番号 | No.32 |
所在地 | 土佐清水市足摺岬字足摺山214番1 |
所有者等 | 金剛福寺 |
形状 | 縦 87cm 横 33cm |
問い合わせ先 | 生涯学習課 |
電話番号 | 0880-82-1257 |
メールアドレス | syougai@city.tosashimizu.lg.jp |