下益野西光寺の本尊阿弥陀如来像は、室町時代の作と言われ、檜材の寄木造りで舟形雲文の光背を背にし蓮華座に直立する像で、白毫相のおだやかな面相を表し、三道を刻んでおり、肉髻はやや低くこれに粒状の螺髪が付されています。
手は上品下生の来迎印を結んでいますが、右の第4指と第5指及び左の第3指と第4指の先が欠損しています。
胴部全体に付されている納衣は膝前でY字形に作られ、そのひだはやや深く繊細に彫られています。また柩座内側材に「佛師」「大坂あみ」「だいけ」「酉の門」「上村利右衛門」の墨書銘があり、台座にも「明治四十四年亥歳修繕」の銘があります。
詳細情報
土佐清水市指定文化財 | |
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種別 | 有形(絵画・彫刻) |
指定年月日 | 昭和59年2月15日 |
指定番号 | No.76 |
所在地 | 土佐清水市下益野字寺ノ下625番1 |
所有者等 | 西光寺 |
形状 | 像高 77.7cm |
問い合わせ先 | 生涯学習課 |
電話番号 | 0880-82-1257 |
メールアドレス | syougai@city.tosashimizu.lg.jp |