この像は寄木造り玉眼の木彫像で、下ノ加江光明寺の本尊として造られたものと言われ、像容は通肩の蓮華座に立つ立像で、印相は上品下生で光背は破損され確認できませんが輪光背であったと推測されています。
像本体にも、老朽化によりひび割れや塗料の剥げた箇所がありますが、全体としては損傷も比較的少なく、優雅な面相や通肩の衲衣の褶の曲線、均整のとれた全体の姿は大変美しい状態で保存されています。
なお、肉髻の高さや顔面の彫法等から室町時代の作と言われていますが、印を結ぶ手や蓮華座及び塗料等は後補のものと言われます。
詳細情報
土佐清水市指定文化財 | |
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種別 | 有形(絵画・彫刻) |
指定年月日 | 昭和39年7月15日 |
指定番号 | No.24 |
所在地 | 土佐清水市下ノ加江字下船場241番1 |
所有者等 | 光明寺 |
問い合わせ先 | 生涯学習課 |
電話番号 | 0880-82-1257 |
メールアドレス | syougai@city.tosashimizu.lg.jp |