愛染明王は、人間の愛欲の情念を菩提の心に変える力をもつ明王として広く信仰されています。
金剛福寺の愛染明王は、赤い日輪を背にした一面六臂の真紅の坐像で、獅子冠の上に五鈷杵を戴き、手には金剛鈴と五鈷杵を持ち、第二手・第三手の持物は失われてはいますが、それぞれ弓・箭・蓮華を持っていたと言われています。
この愛染明王は、膝が高さに比べて広く、裳裙の褶の彫りの浅いことや、明王の面相等から、平安時代末期の作と言われています。
詳細情報
| 高知県指定文化財 | |
|---|---|
| 種別 | 有形(彫刻) |
| 指定年月日 | 昭和44年8月8日 |
| 所在地 | 土佐清水市足摺岬字足摺山214番1 |
| 所有者等 | 金剛福寺 |
| 形状 | 像高 82cm |
| 問い合わせ先 | 生涯学習課 |
| 電話番号 | 0880-82-1257 |
| メールアドレス | syougai@city.tosashimizu.lg.jp |









